平成28年、申年がスタートしました。
弊社の年賀状には『2016』と書きましたが、やはりお正月には和暦が似合います。
日本には元号という素晴らしい文化があるのです。
やはり新年は日本の文化を振り返る、いい機会だと思うのです。
新年、一発目のブログが『浮気』とは少々、乱暴な気がします。
会社の公式なHPに年初、早々『浮気』をテーマに、しかも経営者自らが書くなんて
そうそうありません。と、言うより先ずないでしょう。
その辺が、大井松田が大井松田たる所以です。
『浮気は文化だ』と言った、末端冷え症の人がうらやむくらい年中、裸足の俳優が
いましたが、確かに日本の明治初期の法律では、一夫多妻制が認められていました。
妾(めかけ)という制度です。この妾は、正妻と同じ権利を有し妻と同等の二親等と
定めていました。そして紆余曲折があり、明治後期に初代文部大臣の森有礼と
福澤諭吉あたりが欧米にならって一夫一妻制を唱え、今に至るのです。
お侍さんの時代から連綿と続いた伝統を、いとも簡単に変えるなんてどうなんでしょうか。
私も、民意によって変わったんなら文句は言いませんが、要するに西洋かぶれの偉い
ヤツらが、宣教師にほだされて導入したようなことです。本当にバカタレです。
勘違いされては困ります。私は決して浮気を肯定している訳ではありませんし、私自身、
奥さんに対して日夜、愛情のシャワーを注ぎ続けている身でございます。
簡単に言うと一夫一妻はキリスト教の考えな訳です。今でもアラブ圏では一夫多妻ですし、
アフリカでもそういう制度があります。
ようするに国や民族や宗教の価値観で決まるものです。
それを文明開化の後に欧米列国の仲間入り、すなわちキリスト教徒圏のモラルを持ち
込まれて、先生と呼ばれていた偉い人たちがホイホイなびいたという話です。
で、ハッキリ言っておきますが、浮気は文化ではありません。
妾を認めるという制度があっただけです。
ヤツは頭は冷やしてもいいけど、足はくつ下を履いて温めた方がいいと思います。
今の女性に一夫多妻制をどう思う?と訊いたら、黙殺されるか、質問の相手が奥さんだったら、
グーでパンチも覚悟した方がいいでしょう。軽度でもしばらくご飯は作ってくれないことでしょう。
しかし当時の妾さんがみんな泣いていたかと言うと、そうではないと思います。もちろん2つの家庭を
持てるくらいですから、男性たちは、先立つお金も技量も度量も甲斐性も相当にあったことだと思います。
だから当時は、妾さんや正妻を不憫に思う感覚がなかったんだと思うのです。
ちなみに初代総理大臣の伊藤博文は、30人くらいの妾がいたそうです。
あまりにもやることが過ぎるので、明治天皇から「ほどほどにせい!」と注意されたそうです。
天皇から女のことで注意を受ける人が、総理大臣って…、
日本ってすごい国だと思います。
今日ネットのニュースを見ていたら
『本当にいい男が浮気をしない8つの理由』というのがありました。
読んでいて、ちょっとかっこよ過ぎる男の感じが鼻に付きます。
最後まで読んだら案の定、海外のニュースでした。
で、何が言いたいかと申しますと、独自の文化を見直すことも大事だよ、
という事です。何でもかんでも海外、とくに欧米の価値観を持ち込むことに
疑問を持ってもいいんじゃないですか?ということを言っているのです。
ここでハッキリ言っておきますが、私に浮気願望なんてございません。
ただ酔った時の目が、とてもいやらしいと言われるだけです。