今日はバレンタインデーですね。
少年男子は淡い期待と現実逃避が交錯して、ちょっとした錯乱状態でしょう。
それでいいのです。世の中思い通りなんかいかないのですから。
先日リクルートマーケティングパートナーズが調査した『恋愛観調査2014』によると
20代で異性と付き合ったことがない男子が41.6%いたそうです。過去にはいたけど
現在、恋人がいない人も合わせると、彼女がいない20代男子は76.3%にもなります。
10人に2人しか恋人がいないことになります。
その状況をマスコミは『絶食男子』とか『ラマダン系男子』と面白い表現をしています。
しかし彼女がいない20代の男子に「恋人が欲しいか」との設問に66.3%が
欲しいと言っています。
バブル最後の申し子だった我々世代の青春時代は、それはそれは過酷なまでの競争が
ありました。気に入った子には直ぐにアプローチしないと、誰かの手に渡ってしまう危機感
と、根拠のない自信に満ち溢れた大勢のバカがいたので、先手必勝が常でした。
恋の炎がメーラメラ、なんて待っていられないので、マッチの燃えカスを山火事くらいにできる
術を身に着けたヤツが勝つのです。結果として全焼丸焦げの大参事も多々あります。
動いてなんぼ口説いてなんぼの世界です。相手の気持ちが固まる前に畳み掛けて既成
事実を作り、先ずは周りからの攻撃をかわすのです。「オレあいつと付き合ってるよ」的な
予防線を張っておかないと、いつ誰に取られるか分かりません。
そんな時代背景の中でも、ボクは真面目で奥手だったので清い交際しかできませんでしたが、
今思えば、もっとアバンギャルドな恋をしておけば良かったと思います。
先日、何かの番組で今どきの小学校のバレンタイン事情というのをやっていました。ちょっとしか
見ていないので全体は分かりませんが、学校で禁止したり父兄が禁止の要望を言ったりしてい
いるそうです。チョコを上げるのは学校行事ではないので、表立って推奨することはないでしょうが、
学校で禁止したり、ましてや親が注文を付けたりすることではないような気がします。
もらえない子がいるから可哀想という発想から禁止を求めるなら、前出の41.6%の20代男子に
愛の手でも差し伸べて上げたらどうでしょうか?
そういうことを言う親だから子どもがモテなくなるんじゃないかと思ったりもします。世の中は競争です。
男性も女性もモテる人とそうでない人がいます。それは容姿だけではなく内面も大いに関係しています。
小中学生ではイケン君がモテるのかも知れませんが、大人になってからイケメンで頭が空っぽな男子が
モテるとは思えませんし、そんな男がいいという女は基本バカ女でしょう。
(ボクも四十半ばを過ぎて気を使った発言が面倒になってきたので、今年から好き勝手な発言を
することにしました。万人から愛されるキャラを目指すつもりは毛頭ないのです)
高校の時に倫理(哲学)の面白い先生がいて、その先生が言っていたことが今でも耳に残っています。
「人を外見で判断していいし、男は顔です」とおっしゃっていました。
戦後の物資不足の状況では外見で判断などできないけど、今の時代は各々自分の個性を出すために
洋服や髪形を選んでいる訳で、そこには自己表現がされているのだから外見は内面を映しているという
理由からでした。そして「男だったら自分の顔に自信を持て、特に二十歳を過ぎて自分の顔に自信が
ないヤツはダメな男だ」と言っておられました。二枚目かどうかではなく、自分に自信がない人間は顔に
出るということだったと記憶しています。
今日チョコレートを貰えなかった男子諸君へ
チョコをもらえるかどうかなんて些細なことです。10人の女性から好きだと言われる必要もないです。
好きな子がいたら自分から「好きだ」と言えばいいのです。自信に満ち溢れた君をきっと好きになる
人が出てきます。そしてその彼女のことを全力で一生守ってあげたいと思ったら結婚すればいいんです。
男は二十歳を過ぎたら自分の顔に自信を持て、です。